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衝撃のアルバトロス達成。快挙を
連発する小平智に米ゴルフ界も熱視線 (2ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 また、アマチュアも含めた全ゴルファーにおいても、ホールインワンを達成する確率は1万3000回に一度と言われるが、アルバトロスは600万回に一度だという。この数字を見ても、その難しさがよくわかる。

 PGAツアーでも記録を取り始めた1970年以降、48年間でアルバトロスが達成されたのは、今回の小平で132回目。つまり、世界のトッププロが集まる同ツアーにおいても、平均すると年間3回あまりしかない稀有な記録と言える。

 今季で言えば、5月にTPCソーグラスで開催されたプレーヤーズ選手権で、ブルックス・ケプカ(アメリカ)が最終日の16番パー5で達成。今回の小平はそれに続く2度目のこととなる。

 ここで、過去の有名なアルバトロスのシーンを紹介しよう。

 最も有名なシーンは1935年、当時はまだ「オーガスタ招待」と呼ばれていた現マスターズ・トーナメントにおける"名勝負"の中で達成された、ジーン・サラゼン(アメリカ)のアルバトロスだろう。

 サラゼンが達成したのは、最終日の15番パー5。4番ウッドで打ったセカンドショットが、見事にそのままカップインした。

 首位のクレイグ・ウッド(アメリカ)を3打差で追いかけていたサラゼンは、このアルバトロスでウッドに並ぶと、そのままふたりは同スコアでホールアウト。そして、アルバトロスを決めて勢い乗るサラゼンが、翌日に行なわれた36ホールでのプレーオフを制して、マスターズチャンピオンに輝いた。

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