2018.06.07

【木村和久連載】大谷のMLBと
松山のPGAツアー、興奮するのは?

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第158回

 今回はまず、アメリカの人気スポーツであるPGAツアーとMLB(メジャーリーグ)のテレビ中継について考察してみたいと思います。

 というのも、最近はNHK BS1のスポーツ放送に夢中になっていて、特にMLBの大谷翔平選手(エンゼルス)が出場する試合が始まると、仕事そっちのけで観戦しているからです。

 こうやって、海外のスポーツ中継を頻繁に見るようになったのは、いつ頃からでしょうか。

 最近だと、MLBのダルビッシュ有選手や田中将大選手、PGAツアーなら松山英樹選手の活躍ですか。昨年までは、週末に松山選手の姿を追いかけて、残った日にダルビッシュ選手か、田中選手の登板を見ていたような気がします。

 けど、過去のBSのスポーツ中継において、私自身が最も盛り上がっていたのは、なんと言ってもタイガー・ウッズ選手の活躍です。タイガーがドライバーでかっ飛ばすと、割れんばかりの大声援が沸き起こりますからね。そのうえ、ロングホールで2オンのボールをベタピンにつけたり、30ヤードの難しいアプローチを多彩な技術でカップインさせたりと、ミラクルの連続でしたから。

 要するに、MLBやPGAツアーで興奮するのは”ミラクル”が起きているときなのです。

 そう考えますと今年、大谷選手のMLBでの”二刀流”はまさしくミラクルです。

 投げては、時速160km台のストレートと一級品の変化球で、名うてのメジャーリーガーをなで斬り。打っては、メジャー有数の投手を相手に3割近い打率をマーク。なおかつ、ホームランを何発も放っています。

 MLBファンは、投手で10勝、打者で本塁打10本という、往年の”二刀流”ベーブ・ルースが記録して以来、100ぶりの快挙達成を見届けて、その興奮に酔いしれたいのです。