【木村和久連載】多様化で生き残るゴルフ番組。あなたはどのタイプ? (5ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 一方、最近芸能界ゴルフでメキメキと頭角を現している武井壮さんですが、深夜のゴルフ番組『武井壮のゴルフコロッセオ』(BS日テレ、毎週金曜23時~)では、時折見せるスーパーショットに唖然とさせられます。

 関係者に聞くと、実際"ここぞ"という場面での驚異的なショットには目を見張るものがあるそうです。でも逆に、簡単な場面でのミスショットが目立ち、同伴プレーヤーに結構助けてもらっているとのこと。お茶目なところもあっての、タレントゴルファーなんですよね。

みなさんはどんなゴルフ番組を楽しんでいますか?みなさんはどんなゴルフ番組を楽しんでいますか? とまあ、ゴルフ番組を楽しむファンのタイプについて話してきましたが、ゴルフファンは他のスポーツと違って、自らもプレーヤーというのが圧倒的に多いです。つまり、ゴルフを見る人と、やる人の数はほぼ一緒なのです。

 だから、ゴルフ観戦やゴルフ番組を見ていると、あれやこれや口を挟んでくる人が多いんです。そういう目の肥えた"うるさい人"に支持されてのゴルフ番組ですから、細分化されて、いろいろなニーズに応えようとしているんですね。

 昔みたいに、ジャンボ尾崎選手がバシーンと打って、タイガー・ウッズがミラクルショットを連発する、誰もがその姿だけを見て楽しむ時代ではないのでしょう。

 みなさん、これからもお好みの選手や番組を選んで、多様性を認めながらゴルフを楽しんでください。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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