2017.11.23

【木村和久連載】多様化で生き残る
ゴルフ番組。あなたはどのタイプ?

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第131回

「ゴルフ人口が減った」と言われながらも、プロの試合は女子やシニアなどが増加傾向にあり、週末のゴルフ番組もBSやCS、ローカルも含めて、トーナメント中継をはじめ、プロや著名人が登場する対決ものにレッスンものなど、一定数の番組が盛んに放送されています。

 プロ野球の地上波放送が減っている昨今、見事ゴルフ番組は、視聴者の多様化に照準を合わせて、ニッチな商売としてしぶとく生き残っているのです。

 そこで今回は、ゴルフの番組において、いろいろな見方があるんだな、さまざまなファンがいるんだな、というお話をしていきたいと思います。

 どのようなタイプの視聴者、ファンがいるかというと、以下のような感じです。

(1)圧倒的なパフォーマンスに感動するタイプ
 基本、スポーツ観戦の魅力はこれです。アマチュアじゃあ考えられない”神がかった”プレーを見せてくれるから、我々は感動し、また人間の限りなき可能性を称賛するのです。

 例えば、スキージャンプの高梨沙羅選手。あんな小さな可愛い女の子が120mも飛ぶから、多くの人々が感嘆するのです。フィギュアスケートの羽生結弦選手にしても同様です。あんなイケメンが華麗な演技を披露し、何回転したか肉眼では確認できないようなジャンプを平気でこなすから、我々は恐れおののくのです。

 日本のゴルフ界で言えば、現在この領域に達しているのは、松山英樹選手のみでしょう。彼の、真上からドスンとベタピンでとらえるアイアンショットとか、逆目で寄せることさえ難しそうな位置からチップインを決めてしまうアプローチとか、あり得ないプレーの連続に、我々はただただひれ伏すのみです。