【木村和久連載】ゴルフの
「プレー以外で遭遇する」トラブルあるある (5ページ目)
案外、ゴルフ場って気を抜くと危険な目にあうことがあります。ボールは飛んでくるし、ハチやブヨなどに襲われるし、ヘビにも遭遇するし、雷が落ちてくることもあります。「たいしたことない」なんて思っていると、大きな事故や事件に発展することも......。
楽しくラウンドするために、事故やトラブルにはくれぐれも気をつけてください かつて、ゴルフのあとに体全体がかゆくなって、服を脱いだら全身に赤い湿疹みたいなものが出まくっていました。これは、じんま疹だと思ってすぐに病院に行きました。
そうして、診察室に入って半裸になると、先生は私に向かって「この湿疹は外的な炎症に見えるんだよね。ちょっとパンツをめくって見せて」って、言うわけです。もしや先生はそっち側の人かと一瞬たじろいだのですが、しぶしぶ私はパンツを半分ずり下げました。
そうしたら、先生は「やっぱりね。パンツの中には湿疹は出ていないね。これはたぶん、毛虫だよ」というではないですか。続いて、先生は「今日、どこかで毛虫に会いそうな場所に行った?」と聞いてきたので、「ゴルフかなぁ」と答えました。
先生は頷くと、「たぶん木の下あたりにいて、襟もとから毛虫が入ったんじゃない」と言いました。私はそう言われて、妙に納得してしまいました。思い返してみれば、そのコースには藤棚があって、いい眺めだったので、しばらくその下で座っていました。そのとき、毛虫が落ちてきたのかも。
あ~、これが毛虫じゃなくて、超進化した蜘蛛だったら、オレはスパイダーマンになれたのにぃ~......って、悔しがるところはそこですか。相変わらず、能天気なことですね。
木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。
『89ビジョン~とにかく80台で回るゴルフ』好評発売中!
詳細はこちら>
5 / 5