2017.09.07

【木村和久連載】珍奇なハプニング満載の
「河川敷コースあるある」

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第120回

 さあ、みなさん、今回は誰でも一度は通る”青春の門”的なコースの、あるあるネタを紹介しましよう。

 それはどこか? というと、河川敷の大衆コースです。ゴルフを覚えたての頃、一度は連れていってもらったことがあるでしょ。今でも、リハビリとか、初心者のお付き合いとか、こっそり練習ラウンドをする”こそ練”とかで、何かとお世話になっているのではないでしょうか。

 そこでのありがちな話は、冷静に考えれば当たり前のことだけど、意外とびっくりという出来事が多いです。

 まず、河川敷コースに行って驚くのが、クラブハウスは結構立派だったりするのですが、いざ堤防を越えてコースに出てみると、朽ち果てたスタートハウスがもの悲しいです。このギャップに、まず驚かされます。

 河川敷コースの多くは、クラブハウスが土手や堤防の外側にあり、そこは立派な鉄筋の建物になっています。ただし、コースは大きな意味で言えば川の中、つまり堤防の内側にあるわけです。そこでは河川敷独特のルールがあって、恒久的な建造物は建てられません。

 増水や洪水のときには、すみやかに移動できるもの、という取り決めがあるんですね。ゆえに、豪華なスタートハウスなんておおよそあり得ません。そして、よくよく見れば、スタートハウスにはタイヤがついていることに気づきます。移動できるトレーラーハウスになっている場合が多いです。その他、トイレも工事現場にあるような簡易式のもの。これも、川が増水したら移動します。