【木村和久連載】珍奇なハプニング満載の「河川敷コースあるある」 (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 結局、河川敷には充電するところがないので、電動カートは現実的にはちょっと厳しいです。堤防の外にあるクラブハウスが近いところでは、電動カートを準備しているコースもあるようですが。

 あと、二輪で立ったまま移動できるセグウェイを導入しているコースがありますね。もちろん、充電スペースや格納スペースは、河川敷の外になります。

 そうそう、河川敷コースと言えば、人種の坩堝(るつぼ)です。河川敷を住居にしている謎の人々がたまにおりますから......。たぶん、借地料は払っていないでしょう。

 クリークを挟んで川岸の遊歩道では、そんな"河川敷の主"が早朝散歩をしている姿が見受けられます。なるべくそっとしてあげましょう。

 さらに、池では釣りをしている人に遭遇したことがあります。あれには驚かされましたね。「ここはゴルフ場でしょ?」と思ったのですが、池が大きくて、コースの向こう側の岸はどうやらコースではないような様子。だから、釣り人がいても問題はないみたいです。

 池と言えば、雨上がりの増水時に行くと、河川敷コースでは池が大きくなっていることがあります。所詮、川の中の池ですから、水脈がつながっている場合もあるんですね。ですから、川が増水したら、当然池の水も増すわけです。逆に、池だった場所が干上がって、ただの窪地になっていることも河川敷コースではよく見かけます。

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