米ツアーの狭き門に挑む18歳・畑岡奈紗に現地メディアも熱視線 (4ページ目)

  • 武川玲子●文 text by Takekawa Reiko
  • photo by Kyodo News

 ティーンエージャーは、今や米女子ツアーの主流。昨季も、リディア・コ(19歳/ニュージーランド)やブルック・ヘンダーソン(19歳/カナダ)ら、10代の選手がメジャー大会を制してどんどん活躍している時代。畑岡も日本でナショナルオープンを制した。そこで自信もつけただろうから、新たなティーンの登場として期待している」

 やはり、最終予選会でのプレーぶりは、アメリカでも大きな話題となったようだ。今季は、注目ルーキーとして迎えられることだろう。

 畑岡は昨年4月、まだアマチュアだったときに、1度だけ米女子ツアーに出場している。サンフランシスコ郊外で開催されたスウィンギングスカート・クラシックである。その際も見事予選を突破。最終的には50位タイでフィニッシュした。

 また、そのときの平均飛距離が252.75mだった。米女子ツアーの1年間の平均スタッツでみると、おおよそ80位に相当する。決してロングヒッターとは言えないものの、十分に戦える飛距離であることは間違いない。さらにトレーニングを積んでいることを思えば、その飛距離はさらに伸びているだろうから、楽しみは膨らむ。

 今週のバハマのコースは、美しい海沿いのホールもある。リゾートコースではあるが、ひとたび風が吹くと、それはかなり厄介なハザードとなる。その難コースで、18歳のルーキーがどんなプレーを見せてくれるのか。

 日本期待の畑岡奈紗。その初陣に注目である。

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