リオ五輪で沸いたゴルフ。東京五輪では
「国別チーム戦」も登場か (4ページ目)
ただ一方で、五輪のゴルフに対して、今なお疑問視する声は絶えない。今回の開催コースも、五輪終了後はパブリックコースとして残されるが、実際にどれだけのブラジル人がプレーするかは、経済的な問題もあって、何とも言えないという。多くの観客がトップ選手の戦いを生で楽しんだとはいえ、その後の影響は意外に乏しいのかもしれない。
加えて、男子はメジャーチャンプの争いに沸いたが、結局はゴルフ大国を代表するトップ選手たちが上位を占めた。それが、ゴルフの小国にどれほどのインパクトを与えたのか? という疑問の声や、メジャー大会の盛り上がりと変わらないのでは? との指摘もある。
とはいえ、「ゴルフの発展、ゴルフ人口の増加」を目指して、五輪競技に復活したばかり。その成果は、そう簡単に測ることはできない。だからこそ、長く続けていくことが重要だ。2020年以降も五輪競技として残れるよう、熱戦が繰り広げられている女子競技にも注目し、大いに盛り上がることを期待したい。
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