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リオ五輪で沸いたゴルフ。東京五輪では
「国別チーム戦」も登場か (2ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 惜しくも銀メダルに終わったステンソンもこう語る。

「今週は、メダルのためだけに戦った。本当は銀よりも金がよかったけれど、最後まで優勝争いをした自分のパフォーマンスを誇りに思う」

 3位には、最終日に爆発したマット・クーチャー(38歳/アメリカ)が入って銅メダルを獲得。開催地ブラジルのゴルフファンからも、お決まりの"クーッチ"という声援を受けて多大な人気を得ていた彼も、喜びのコメントを発した。

「これまでのゴルフ人生で、3位に入ってこんなにうれしかったことはない」

 今回、多くの競技で空席が目立つリオ五輪だが、ゴルフの最終日はチケットが完売。1万2000人を超えるファンがコースに足を運んだ。そのファンも、世界のトップ選手の戦いぶりを大いにエンジョイしたに違いない。そういう意味では、ゴルフの五輪復帰はひとまず成功と言えるだろう。

 ところで、そんな歴史に残る戦いの舞台から、自ら身を引いてしまった選手たちは、この大会をどう見て、どんなことを感じたのだろうか。

 ジョーダン・スピース(23歳/アメリカ)は、最終日に「63」をマークして母国に銅メダルをもたらしたクーチャーに、すぐさまお祝いのメッセージをツイートした。

「おめでとう、クーチ! 素晴らしいプレーだった。これで、僕の目標は2020年(の東京五輪)に母国の代表として戦うことだ」

 この文面からすると、今回辞退したことをスピースは、今頃ちょっと後悔しているのかもしれない。

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