2016.03.25

マスターズの名誉スターターを引退、アーノルド・パーマーの功績

  • text by PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

WEEKLY TOUR REPORT
米ツアー・トピックス

 アーノルド・パーマーが、マスターズ(4月7日~10日/ジョージア州・オーガスタ・ナショナルGC)のオープニングセレモニーともなっている、名誉スターターからの引退を発表した。2007年以来、ゴルフ界の春の祭典は、パーマーのショットで始まりを告げていただけに、彼のショットがもう見られないのは残念でならない。

「アーノルド(・パーマー)にとって、マスターズがどれほど特別なものだったのか、(私は)一番よく知っている。だから、この決断はとても大変だったに違いない」

“盟友”ジャック・ニクラウスはそう語って、パーマーの胸中に思いを馳せた。

マスターズの名誉スターターから退くことを発表したアーノルド・パーマー パーマーがゴルフ界に残した功績は計り知れない。いや、ゴルフ界だけではなく、アメリカのプロスポーツ界にとって、彼はある種の指針を示す先駆者的な存在だった。

 現在、86歳のパーマーは、メジャー7勝、そのうちマスターズには4度も優勝している。最初に勝ったのは、1958年大会。この勝利によって、ゴルフというスポーツがアメリカ国内で大衆的な人気を得るきっかけとなった。

 当時は、ちょうどアメリカでテレビが普及し始めた頃で、パーマーの活躍に国内全体が沸いた。その強さはもちろんのこと、まだ20代のパーマーは、とにかくハンサムで格好よかった。それが大きかった。

 そして、カリスマ的な存在となったパーマー。そんな彼を、世の女性たちが放っておくはずもなく、『アーニー・アーミーズ』と呼ばれる、今で言う”追っかけ”が登場するほどだった。