【ゴルフ】イ・ボミをしのぐ実力。チョン・インジ旋風、再び!? (2ページ目)
日本ツアー最終戦のリコーカップで、3つ目のメジャータイトル獲得を狙うチョン・インジ 彼女のことは、日本のゴルフファンもよくご存知だろう。なにしろ、韓国の現役大学生ながら、今年5月の国内最初のメジャー大会、ワールドレディスチャンピオンシップ・サロンパスカップ(5月7日~10日/茨城県)で日本ツアー初参戦、初優勝という快挙を果たすと、2度目の来日となった国内メジャー第3戦の日本女子オープン(10月1日~4日/石川県)までも制覇。メジャー大会2戦2勝という驚異の結果を残して、日本女子ゴルフ界に衝撃を与えたからだ。
しかも彼女は今季、世界のメジャー大会、全米女子オープン(7月9日~12日/ペンシルベニア州)においても、初出場、初優勝という金字塔を打ち立てた。さらに、韓国女子ツアーでも今季は5勝を挙げて、初の賞金女王の座を獲得。今、世界で最も注目されている若手女子プロゴルファーのひとりである。
おかげで地元・韓国では、チョン・インジは完全にスター扱いにある。あらゆるメディアに取り上げられ、その人気はかつて韓国ゴルフ界を席巻したイ・ボミやキム・ハヌル人気をしのぐ勢いだという。
それにしても、彼女はなぜ、急に飛躍することができたのか。もともとその技術の高さには定評があり、アマチュア時代には韓国代表にも名を連ねていたとはいえ、数年前までは決して際立った存在ではなかった。それが今季、一気に頭角を現して、韓国をはじめ、日本、アメリカでも輝かしい結果を残してきた。
その理由の一端と思えるものが、チョン・インジが韓国メディアに答えているインタビュー記事の中にあった。どのメディアも必ず「どんな性格なのか?」という質問をしているのだが、彼女はそのつど、以下のように回答している。
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