【木村和久連載】アフターゴルフこそ「命」。愉快な『19番H物語』 (3ページ目)
そして、そのあとに宴会です。個室を予約し、そこで表彰式を兼ねたパーティーが始まるわけです。そうすると、「なんで風呂上がりは、アルコールの吸収がスムーズなんだろう」「どんどん体にしみ込んでくぅ~。いやぁ~、極楽だわ~」って具合になって、だから『極楽湯』ですか。
すっかり酔っ払って、外に出ると満天の星空がお出迎えです。「今日はやたら星が綺麗だな~、六本木なのに~」って、何を眠たいこと言っているんですか、ここは埼玉のかなりの郊外ですよ。ふと我に返り、そこから家に帰るまで電車に揺られること1時間半、乗車時間の退屈さに耐えられず、また車内で宴会。宴は尽きることがないんです。
小言がうるさい奥様の存在に怯えながらも、ゴルフの日はとことん楽しみたいものです。※イラストはイメージです。お風呂場ではたぶんお酒は飲めません。 どうです、今回はアフターゴルフのお話を書いているんですが、ゴルフの内容はまったくナシでしょ。それでも楽しい。もはやゴルフは、オヤジが外で遊ぶための口実、アリバイ作りかもしれません。なにしろ、その宴会列車のあと、友だちは夜のネオン街に消えて行きましたから。
一旦オフとなり、休みの日となったら、とことん、遊び倒すんでしょう。それもまた楽しい。
みなさんもぜひ、ゴルフを中心に、楽しいレジャーの一日を組み立ててみてはいかがでしょう。家に帰ってカミさんに「ゴルフなのに帰り遅いわね~」って言われたら、「ナイターゴルフなんだよ~」と言えば大丈夫。都内だと『東宝調布スポーツパーク』でナイターやっていますからね、そこはメモメモ~。
木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。
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