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【ゴルフ】女子プロ実力診断。女王候補たちの強さの秘密 (3ページ目)

  • 三田村昌鳳●解説 analysis by Mitamura Shoho text by Sportiva
  • photo by Getty Images

  テレサ・ルー(27歳)
賞金ランク2位(6006万6000円)
今季優勝2回:ダイキンオーキッドレディス(3月)、
リゾートトラストレディス(5月)

1987年10月13日生まれ。台湾出身。
ツアー通算6勝。身長164cm。血液型A
【過去3年の成績】
2014年 優勝3回/賞金ランク2位(1億2317万2186円)
2013年 優勝1回/賞金ランク3位(9479万3600円)
2012年 優勝0回/賞金ランク39位(2255万6688円)

 ツアーがまだ半分以上も残っているだけに断言はできないが、高いレベルで安定したプレイを披露し、さらに勢いと上昇度もあるテレサ・ルーが、最も賞金女王に近い存在ではないかと個人的には思っている。

 キャリアのある選手だが、数年前までは身体的な部分で課題があった。そのため、日本ツアーでもそれなりの結果は残せたものの、トーナメントで優勝するほどの力はなかった。それが、かつての世界女王アニカ・ソレンスタム(1990年代から2000年代に活躍。メジャー10勝。米ツアー賞金女王8回)と同じトレーニングを始めてから、一気に頭角を現した。

 トレーニングによって、最もしっかりしたのは、体幹。おかげで、急速にゴルフが進化した。飛距離が出るようになって、ショットの精度も高くなった。3日間、4日間のトーナメントを最後まで戦い抜く体力もついて、自ずと結果もついてきた。今季もはや2勝を挙げて、試合を“勝ち切る”力を持っているのも大きい。

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