【木村和久連載】ゴルフは、ホントに体にいいスポーツなのでしょうか? (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 これが、悪い面が結構あるんです。飛距離アップのために、毎日マスコットバットで素振りをしていたら、ヘルニアになって腰にボルトを入れる手術としたとか。また、友だちの練習風景を見ていて「この人、よくダフるなぁ」と思っていたんですね。そしたらその後、練習のし過ぎで、あばらの骨を疲労骨折したとか。そりゃ、毎回ダフっていれば、あばら骨に響きますよね。

 と、まあゴルフのやり過ぎは、怪我しやすいんです。しかも、真夏は熱中症で倒れる人が続出。ゴルフ場のグリーンは平面ですから、照り返しが案外きついんです。ゴルフ場で、救急車のサイレンを何度も聞いてきました。炎天下、丸一日屋外にいることって、ほんと危険です。

 ですから、ゴルフは練習もほどほど、多くても100球くらいがいいのではないでしょうか。そして、真冬や真夏のラウンドはなるべく避ける。加えて、プレー前日は、早く寝るのを心掛けましょう!

 えっ? ゴルフの前日は、興奮してなかなか眠れないですって?

ゴルフの前日って、なかなか寝つけないんですよね......。ゴルフの前日って、なかなか寝つけないんですよね......。 そうなんですよ。ゴルフって、精神面にも支障をきたすことが、ときどきあります。

 ゴルフは朝が早い健康的なスポーツですが、夜更かし派にとっては、地獄です。普段、深夜2時くらいに寝る人は、寝ようとしても焦って寝つけず、3時くらいになって、ようやくウトウト。にもかかわらず、朝は5時起き。結局、2時間も寝ないで、車を運転して、ラウンド。それでまた、車を運転して帰る。しかも、帰りは渋滞って......これは、健康にすごくよくないですよね。

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