2014.12.08

石川遼、米ツアー優勝へ「目標をひとつ上に修正した」

  • 柳川悠二●文 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 日本シリーズJTカップ(12月4日~7日/東京都)で15位に終わり、石川遼(23歳)の2014年の戦いが終了した。

日本シリーズJTカップは15位に終わった石川遼。 今年の石川は、米ツアーから一時帰国して臨んだ7月の長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ(7月3日~6日/北海道)で優勝し、国内通算11勝目を挙げた。140位台まで落ち込んでいた世界ランキングも70位台まで取り戻した(12月7日時点では106位)。しかし、目標としていた米ツアーでの勝利はかなわず、石川のあとを追うように米ツアー本格参戦を果たした同学年の松山英樹(22歳)に先を越されてしまう(ザ・メモリアルトーナメント優勝)。石川にとっては再び、試練の一年だったかもしれない。

 例年、石川はツアー王者らが集う国内最終戦の日本シリーズをシーズンの「節目」とは考えていない。とりわけ、米ツアーを主戦場にしてからは、年末年始もツアー中の調整期間に過ぎず、今年も年末は沖縄での合宿が予定されている。

「試合モードと、試合から離れるときのメンタルの切り替えは大事だと思うけど、日本シリーズが終わったからといって、モチベーションが落ちることはない。(11月から参戦した)国内の5連戦は、合宿に向けて取り組むべきことがわかった5週間だった。今は合宿で『こういう練習がしたい』『ああいう課題に取り組みたい』とか、そういうことしか考えていない」

 現在の課題は、ドライバーを中心とするショットだ。

「(2週間前のダンロップフェニックスで)ジャンボ(尾崎)さんにも言われたんですけど、インパクトの際にクラブのフェース面をボールとしっかり合わせることができていなかった。その練習に取り組んできて、今はだいぶ安定するようになってきた。今後も、自分の持ち味であるショット、その精度を伸ばしていくことと、ショートゲームも練習していきたい。この5週間でいい結果は出せなかったですけど、気にしていません」