2012.09.13

【女子ゴルフ】全英女子だからこそ、W宮里にメジャー制覇のチャンスあり

  • 武川玲子●文 text by Takekawa Reiko
  • photo by Getty Images

全英女子に挑む宮里藍。「強烈な風にどう対応するかがポイント」 今季最後の海外メジャー、全英リコー女子オープンが開幕する。会場となるのは、イングランド北西部のロイヤル・リバプールGC(6660ヤード/パー72)だ。

 コースの開場は1869年。英国で2番目に古いリンクスコースで、女子の全英が開催されるのは初めてのこと。1930年の全英オープン開催地で、「球聖」と呼ばれたボビー・ジョーンズが勝利し、年間グランドスラム(全米アマ、全英アマ、全米オープン、全英オープン)を達成したコースとしても有名だ。最近では、39年ぶりに開催された2006年全英オープンで、父を亡くしたばかりのタイガー・ウッズが涙の優勝を遂げた会場と言えば、記憶に新しいだろう。

 さて、毎年7月末から8月の頭に行なわれる全英女子。今年はロンドン五輪開催のために9月へと先延ばしされた。したがって、例年より気温が低く、アイリッシュ海からの冷たい風が突風となってコースに吹き込んでいる。加えて、リンクス特有の深いブッシュ、狭いフェアウェー、そして深いポットバンカーが待ち受ける。それだけに、開幕前には「おそらく女子の全英でもっともタフな戦いになるだろう」と予想されている。

 そんな中、注目されるのは、米ツアー参戦7年目を迎えた宮里藍と、米ツアー4年目で今季米ツアー初優勝を遂げた宮里美香だ。ここ最近、同じアジアの韓国、台湾、そして中国人選手らが次々とメジャー制覇を果たしているだけに、日本人選手の快挙達成、なかでも彼女たちへの期待は膨らむばかりである。