【女子ゴルフ】全英女子、悪天候に泣いたW宮里。
メジャー制覇へ何が足りないのか
難コースの全英女子オープンで4位という好成績をおさめた宮里美香。 今季最後の海外メジャーとなる全英リコー女子オープン。強風によって2日目のラウンドが中止となり、決勝ラウンドは予選ラウンド50位タイ(本来は65位タイ)までの選手に絞られて大会4日目に36ホールで実施された。
決勝ラウンドも大荒れの展開となった。午後から激しい雨と風に見舞われ、ほとんどの選手が大きくスコアを崩した。しかしその最悪のコンディションの中、3日目に延期された第2ラウンドで「64」のビッグスコアを出してトップに躍り出たシン・ジエだけが、終始安定したプレイを披露。2位に9打差のトータル9アンダーで、2008年全英女子以来、2度目のメジャー制覇を果たした。
初のメジャー制覇が期待された宮里藍と宮里美香は、それぞれ自らのプレイに徹したものの、悪天候に泣いた。今季の目標にメジャー優勝を掲げていた宮里藍は、第3ラウンド終了時点ではイーブンパーの8位タイにつけながら、最終ラウンドでは「83」と大崩れ。11オーバー26位タイに終わった。
「タフな一日でした。午前中のラウンドはほとんど風もなく、我慢のプレイができていましたが、午後は風も強くなって思うようなスイングのタイミングがとれなかった」
最終ラウンド3番ホールでは、OB2発で「9」を叩いた。一気に5つスコアを落として上位争いから脱落した。
「左からの風がすごく強くて、(ボールが右に流されるのを計算して)左目を狙ったのですが、自分の(スイングの)タイミングが合いませんでした。これほどの左からの風を受けてプレイしたことはなかったので、それは新しい経験になった。ドローヒッターにとって、左を狙うのは打ちづらいものですが、今後練習が必要だと思いました」
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