【ゴルフ】韓国代表監督直伝、精度と飛距離を得るためのスイング

  • 慎 武宏●取材・構成 text by Shin Mukoeng
  • 小内慎司●撮影 photo by Kouchi Shinji

いくつかのポイントをマスターして、自分の体に合ったスイングを身につけることが大切。いくつかのポイントをマスターして、自分の体に合ったスイングを身につけることが大切。検証・韓流ゴルフ「強さの秘密」
連載◆第13回

 KGA(韓国ゴルフ協会)の国家代表および代表常備軍の総監督を務め、数多くの名選手を育ててきたハン・ヨンヒ氏。これまで、同氏が最も重要視する基本、正しいグリップとアドレスについて指導してもらった。

 そして今回は、いよいよスイング。ハン氏はそれこそ、個々の特徴にあった形を身につけることが重要だと語る。

「本人が窮屈に感じたり、不自然だと思ったりすると、スムーズさを欠いて、思うようにボールを飛ばすことができなくなります。自分に合ったテンポとリズムで、リラックスした状態でクラブを振り抜くことが、もっとも大切です。体に無理をさせるスイングではなく、自分の体に合った"自然なスイング"を身につけるべきなのです」

 それでも、グリップやアドレス同様、誰もが心掛けるべき基本はあるはず。そんなスイングの基本スタイルと、飛距離を出すために必要なポイントをハン氏に聞いた。
前回記事>>>韓国代表監督が指導する理想的なスイングを生み出すアドレス

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 ドライバーショットでは少しでも遠くにボールを飛ばしたい――。これは、プロ、アマチュアを問わず、ゴルファーなら誰もが一度は抱く欲求でしょう。飛距離は、ゴルファーが永遠に追及するテーマでもあります。

 だからといって、無闇に力んだり、力任せのスイングをしたりしては、ボールを飛ばすことはできません。力みや力任せのスイングでは、距離を伸ばすどころか、スイングそのものが安定せず、むしろミスを連発してしまうことにつながります。

 力づくではボールは飛ばない。それが、ゴルフでもあるのです。

 そもそもドライバーは、力を使わなくともボールを飛ばせるように作られているクラブです。つまり、しっかり芯に当ててミートできれば、ボールは飛ぶのです。今回は正しいドライバーショットをするうえで、抑えておきたいポイントを紹介したいと思います。

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