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【男子ゴルフ】石川、松山、池田......日本の若き精鋭たちに託す2012年の夢

  • 三田村昌鳳●文 text by Mitamura Shoho
  • 益田佑一●写真 photo by Masuda Yuichi

身も心もたくましくなって、さらなる飛躍が期待される松山英樹。身も心もたくましくなって、さらなる飛躍が期待される松山英樹。 日本の男子ツアーが、ようやく面白くなってきた。特に今年も若き才能たちの躍進が期待され、彼らがどんな戦いを見せてくれるのか、楽しみでならない。

 なにしろ、これまで「世代交代」と騒がれながらも、20歳前後のプレイヤーで際立っていたのは、石川遼だけだった。それが昨年、マスターズでローアマに輝いた松山英樹が登場。秋には、アマチュアで史上3人目のプロトーナメント(三井住友VISA太平洋マスターズ)制覇を果たした。今年は、石川の最大のライバルとして、さらに脚光を浴びるだろう。

 加えて、石川が「待っていました、という感じです」と語るように、アマチュア時代に石川としのぎを削ってきた藤本佳則(東北福祉大)や、石川の後輩で高い評価を受けている浅地洋佑(杉並学院高)ら、ジュニア時代から注目されてきた石川の同世代がこぞって今季のツアーに参戦する。さらにプロ3年目を迎える薗田峻輔を含め、彼らの存在が石川にとっては大きな刺激となり、活気に満ちたトーナメントが展開されるに違いない。

 そんな中、最も注目したいのは、松山だ。アマチュアながら、すでにマスターズの出場権を獲得。今季もプロツアーでその名を轟(とどろ)かせるのは間違いない。

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