【今日は何の日?】石川遼が「プロ宣言」
会場を埋め尽くすほどの報道陣が集まる中、ハニカミながらプロ転向を表明した高校1年生の石川遼。【2008年1月10日】
16歳3カ月24日の史上最年少プロ誕生
2007年5月のマンシングウェアオープンKSBカップで、史上ふたり目のアマチュア選手によるプロトーナメント制覇を果たした石川遼。15歳の高校1年生の快挙に日本中が驚愕(きょうがく)し、「ハニカミ王子」と称された石川は、そのキャラクターも相まって一気にスターダムにのし上がった。
そしてプロ転向はいつか、その動向が注目される中、年が明けたこの日、石川は都内のホテルで記者会見を開いて「プロ宣言」。日本プロゴルフ協会によると、16歳3カ月24日でのプロ誕生は、山浦記義プロの16歳11カ月(1978年)を上回って史上最年少記録となった。
およそ300人の報道陣が詰め掛けた会見で石川は、「今日からプロゴルファーの石川遼です。これからもよろしくお願いします」と挨拶。ツアー参戦に向けては「プロゴルファーの中でいちばん下手。課題はたくさんあって、すべてが足りない」と謙虚に語った。しかし2008年シーズン、石川はデビュー戦でいきなり5位タイと好成績を残すと、日本オープンで2位に輝き、マイナビABCチャンピオンシップではプロ初勝利を飾った。獲得賞金は1年目でいきなり1億円を突破。賞金ランキング5位という結果を残し、石川人気はますます膨れ上がっていく。