戦う相手はバルセロナではない トラブル続出のレアル・マドリードに何が起きているのか (4ページ目)
興味深いのは、2026年のモウリーニョが、多くの人々の予想していた"あの"モウリーニョとは必ずしも同じではないことだ。もちろん彼は今でも厳しい指揮官だ。周囲に言わせれば、かなり無礼で、他人の意見など意に介さず、自らの考えを守り続ける。しかし、今のモウリーニョには、かつて彼を成功に導いたもうひとつの顔が前面に出ている。それは選手を守ることだ。
もともと彼は、外部からの批判を自ら引き受け、選手たちを守ることのできる監督だった。その一方で、要求に応えない選手には容赦なく厳しい言葉を浴びせ、時にはそれがチーム内の対立を招くこともあった。マドリードに戻ったモウリーニョは、その厳しさを失ってはいない。だがそれ以上に、選手たちを守る時には徹底的に守る姿勢が目立つ。まるで母ライオンのように。
その姿勢が最もよく表れているのが、ヴィニシウス・ジュニオールへの対応だった。
(つづく)
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