【チャンピオンズリーグ】注目は「鈴木彩艶」だけじゃない 欧州最高峰の舞台で世界に名前を広めそうな日本人は? (2ページ目)
【伊藤洋輝にも必ずチャンスはくる】
バイエルンの伊藤洋輝の立場も微妙だ。チームではターンオーバー要員のひとりであり、昨シーズンは対人プレーで安定感を欠いた。中足骨の骨折を再発し、2026年2月には右ハムストリングも痛めるなど、負傷によって継続的なアピールができなかった。
夏には移籍の可能性も取り沙汰され、本人も新天地を模索していたと報じられた。夏の市場でも積極的に動いていたと聞く。だが、バイエルンからの脱出はできなかった。
今シーズンのバイエルンは、ヨナタン・ターとダヨ・ウパメカノがCBの第1セットだ。左サイドバックもナサニエル・ブラウンやアルフォンソ・デイヴィスが優先で、伊藤の立場は変わっていない。伊藤はCBのなかで唯一の左利きで、創造力に富む縦パスには一定の評価がある。しかし、先述した対人プレーの不安定さが、定位置確保を阻んでいるようだ。
ただ、バイエルンは優勝候補の一角であり、チャンピオンズリーグでも当然のように選手を使い分ける。伊藤にも必ずチャンスがやってくるはずだ。バンサン・コンパニ監督の用兵を根本から覆せるか。
松岡大起が所属するスロバキアのスロヴァン・ブラチスラヴァは、リーグフェーズでポット4に位置する。立場としてはアウトサイダーだ。しかも、初戦がパリ・サンジェルマンとのアウェーゲーム。大量失点の覚悟はしておいたほうがいい。
とはいえ、この舞台で得られる経験は大きい。大会3連覇を目指す欧州王者との戦いから、松岡が多くのエッセンスを吸収できれば、日本代表復帰の可能性も浮上してくる。決勝ラウンド進出は至難の業だが、チャンピオンズリーグのレベルを体感することは計り知れないプラスになるだろう。
渡辺剛がDFリーダーを務めるフェイエノールトはポット3に入った。1969-70シーズンにチャンピオンズカップ、1970年にはインターコンチネンタル・カップを制した古豪は、しばらくビッグタイトルから遠ざかっている。
昨シーズン終了後にロビン・ファン・ペルシー監督が退任。エースストライカーの上田綺世もリールに新天地を求めた。チームの再構築は避けられず、ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト新監督は組織に安定感を求めるため、堅実なプレーに定評のある渡辺に信頼を寄せるのではないだろうか。
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