久保建英はワールドカップで活躍できるのか? スペイン人記者が指摘するパフォーマンス低下と来季移籍話
現地発! スペイン人記者「久保建英コラム」
久保建英の2025-26シーズンが終了した。スペイン紙『ムンド・デポルティボ』でレアル・ソシエダの番記者を務めるウナイ・バルベルデ・リコン氏に、久保の怪我からの復帰後のコンディションおよびワールドカップへの期待、来季の去就について言及してもらった。
5月14日の第36節ジローナ戦が今季最後の出場となった久保建英 photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIAこの記事に関連する写真を見る
【日本代表で活躍できるか】
久保建英は今、ボールを愛する者すべての夢である、サッカー界最大の祭典ワールドカップへの挑戦を目前に控えている。
日本人は、日々の生活のなかでも最善の形で母国を代表しようとする気質を持ち、勤勉で規律正しい。ヨーロッパでは日本人に対してそういった国民というイメージが定着しているが、久保もまさにそうだ。24歳ですでに代表チームのベテランである彼は、国際的レベルを備えた国民的アイコンとして、同胞に誇りを感じさせる責任があることを誰よりも感じているはずだ。
前回のカタール大会に出場した経験から、今大会にはさらに成熟した状態で臨める。今大会を通じて再びサッカーへの喜びとコンディションを取り戻せれば、母国に大きな喜びをもたらすことのできる存在となるだろう。
出場枠が48カ国に拡大された今大会は、強豪国との対戦を免れた幸運な国がいくつもあったが、日本はそうはならず、オランダ、チュニジア、スウェーデンと非常に力が拮抗したグループFに組み込まれた。
グループリーグ突破は容易ではないだろうが、日本は調子がよければどの相手にも勝てるだけのタレントを十分に備えている。最近の代表戦を見る限り、久保はラ・レアルで右ウイングを定位置としている役割と異なる、中央寄りの2シャドーの一角でプレーしている。
このポジションでのパフォーマンスがどうなるか注目されるが、グループリーグで対戦する3チームの特徴を分析した場合、久保が必要とするスペースを最も得られるのは、攻撃的なサッカーを展開するオランダ戦だろう。強豪であることは間違いないが、彼の個性が最も生きるのはおそらくこの一戦になりそうだ。
そのために久保は何よりもまず、本来の実力を取り戻す必要がある。怪我で大幅に調子を落とし、疑問符がついたまま終えた今季の印象を払拭するためにも、技術的な洗練さや判断力、相手を翻弄するすばらしい閃きを回復させなければ、代表チームに輝きをもたらすことはできない。
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著者プロフィール
高橋智行 (たかはし・ともゆき)
茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、リーガ・エスパニョーラを中心としたメディアの仕事に携わっている。

























