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久保建英はワールドカップで活躍できるのか? スペイン人記者が指摘するパフォーマンス低下と来季移籍話 (2ページ目)

  • ウナイ・バルベルデ・リコン●取材・文 text by Unai Valverde Ricón

【久保らしさが失われている】

 久保はペッレグリーノ・マタラッツォ監督が就任した年明け後順調にスタートしたが、バルセロナ戦で全治3カ月の重傷を負い、復帰後は以前のようなプレーを見せられず、監督にとって頼りになる存在ではなくなってしまった。

 国王杯決勝にはかろうじて間に合ったが、ベンチスタートでPKも蹴らなかった。シーズン終盤は何の結果も残せず、最後の10試合のうち4試合に先発したがフル出場は1試合のみ。3試合はいずれも60分以内に交代させられた。

 問題はフィジカル面ではなく、パフォーマンスの低下によるものだ。スピード、ドリブル、プレス、フィニッシュワーク、パス、機動力、そしてサイドや静止した状態でボールを受ける能力など、あらゆるものを欠いていた。要するに、我々がよく知るあの"久保らしさ"が完全に失われていたのだ。

 シーズン最後の4試合は衝撃的だった。先発したベティス、ジローナとの2試合では最初の戦術変更のための交代要員となり、バレンシア、エスパニョールとの最後の2試合では、ゴンサロ・ゲデスやアンデル・バレネチェアの怪我、もうひとりのウイングであるウェズレイは買い取りオプションを行使しないため起用しないという決定があったにもかかわらず、久保の出番はなかった。

 さらに、8試合連続で出場機会がなく、マタラッツォ監督指揮下では控え以下の扱いだったアルセン・ザハリャンまでがウイングとして起用されたのだ。

 だが、これは様々な解釈ができる。マタラッツォ監督が久保をワールドカップに向けて温存した可能性が高そうだが、Bチームのジョブ・オチエングのように、来季の居場所を争う他のタイプの選手を試したかっただけかもしれない。

 あるいは、久保の残留が疑問視されていることで、新たなウイング獲得のために投資する決断を下した可能性があり、来季も確実に戦力となるパブロ・マリンやルカ・スチッチを久保のポジションで起用した可能性もあるだろう。

 現在、ラ・レアルには不確定要素がいくつもある。ここでは久保のケースを例に挙げたが、ブライス・メンデスやアレックス・レミーロなど、久保と同じかそれ以上に去就の見えない状況に置かれている選手が他にもいる。

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