ワールドカップ優勝候補のイングランド プレミアリーグトップクラスが揃う (2ページ目)
【攻守に隙のない強固なチーム】
この記事に関連する写真を見る この歴代最高のタレント集団を束ねるのが、知将のトーマス・トゥヘル。前監督のガレス・サウスゲートのもと結束力の高い集団となったイングランドを、組織的かつ柔軟なチームとして、より高みへと導いた。
ドイツ人指揮官らしくゲーゲンプレスでの即時奪還を徹底し、ブロックの守備となれば鮮やかなスライドと可変によって、相手にスペースを与えない。堅牢な守備を築きあげ、予選ではひとつの失点も許さなかった。攻撃も前監督のような個に依存するものから、組織でスペースを作り出し、よりタレントが躍動するものに。8試合で22得点という爆発的な攻撃力を生み出し、攻守に隙のないチームが完成した。
歴代最強と言えるチームとなったイングランドは、本大会では強豪のクロアチア、アフリカのガーナ、伏兵パナマと、どこも侮れないグループLに入った。初戦は2018年ロシアW杯の準決勝で敗れたクロアチア。1966年大会以来の栄冠へ向け、グループリーグでその雪辱を晴らすことができるのか、注目が集まる。
3月31日(日本時間4月1日)にロンドンのウェンブリー・スタジアムで対戦する日本としては、攻守に隙のないスリーライオンズの攻撃をどう凌ぎ、どう得点を奪うのか。本大会でベスト16の壁を越えるため、これ以上ない試金石となるだろう。
著者プロフィール
篠 幸彦 (しの・ゆきひこ)
1984年、東京都生まれ。編集プロダクションを経て、実用系出版社に勤務。技術論や対談集、サッカービジネスといった多彩なスポーツ系の書籍編集を担当。2011年よりフリーランスとなり、サッカー専門誌、WEB媒体への寄稿や多数の単行本の構成を担当。著書には『長友佑都の折れないこころ』(ぱる出版)、『100問の"実戦ドリル"でサッカーiQが高まる』『高校サッカーは頭脳が9割』『弱小校のチカラを引き出す』(東邦出版)がある。
【画像】イングランドほか FIFAワールドカップ2026出場国 フォーメーション&メンバー
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