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欧州サッカービッグクラブの新シーズンの陣容を分析 チャンピオンズリーグ制覇へ近いのはどのチームか (5ページ目)

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi

マンチェスター・シティ

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FW:オマル・マルムシュ(ジェレミー・ドク)、アーリング・ハーランド(ラヤン・シェルキ)、オスカー・ボブ(サビーニョ) 
MF:ベルナルド・シウバ(マテオ・コバチッチ)、タイアニ・ラインデルス(フィル・フォーデン)、ロドリ(ニコ・ゴンサレス) 
DF:ラヤン・アイト=ヌーリ(ナタン・アケ)、ルベン・ディアス(ヨシュコ・グバルディオル)、ジョン・ストーンズ(アブドゥコディル・フサノフ)、リコ・ルイス(マテウス・ヌネス) 
GK:ジェームス・トラフォード(ジャンルイジ・ドンナルンマ)

 昨季はジョゼップ・グアルディオラ監督がキャリア最大のスランプに陥り、シティに就任した2016-17シーズン以来の無冠に終わった。それでも自身の契約を昨季中に更改した指揮官は、フレッシュなスタートを切るべく、血の入れ替えを敢行している。

 8シーズンにわたってゴールマウスに君臨したエデルソンを放出し、昨季のパリ・サンジェルマンの3冠に貢献したジャンルイジ・ドンナルンマを招いた。同じく8シーズン在籍していたSBカイル・ウォーカー(昨季後半戦はミランにローン)も手放し、サイドは異なるものの、ラヤン・アイト=ヌーリを加えている。

 中盤では、こちらも重鎮ケビン・デ・ブライネと10年間にわたる協働に終止符を打ち、オランダ代表タイアニ・ラインデルスでその穴を埋めようとしている。

 ただし昨シーズンの夏と冬に迎えた新戦力に当たりと呼べる選手はおらず、今夏のニューカマーも小粒な印象は拭えない。そして開幕したプレミアリーグでは、第3節を終えて1勝2敗の13位。どこにも手に負えないほどの強さを誇ったかつてのシティは、今季に戻ってくるだろうか。

>>後編「リバプール、ブライトン、レアル・ソシエダ...日本人所属注目クラブの陣容」

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著者プロフィール

  • 井川洋一

    井川洋一 (いがわ・よういち)

    スポーツライター、編集者、翻訳者、コーディネーター。学生時代にニューヨークで写真を学び、現地の情報誌でキャリアを歩み始める。帰国後、『サッカーダイジェスト』で記者兼編集者を務める間に英『PA Sport』通信から誘われ、香港へ転職。『UEFA.com日本語版』の編集責任者を7年間務めた。欧州や南米、アフリカなど世界中に幅広いネットワークを持ち、現在は様々なメディアに寄稿する。1978年、福岡県生まれ。

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