サッカー日本代表の敗因を選手のせいにしてはいけない メキシコ戦、アメリカ戦に収穫なし
初戦のメキシコ戦が日本代表のファーストチームで、2戦目のアメリカ戦がセカンドチーム。結果はメキシコ戦が0-0で、アメリカ戦が0-2だった。となると、メキシコ戦の引き分けが悔やまれる。ファーストチームで戦いながら、日本よりテスト色が強めだったメキシコに勝てなかった。
アメリカはファーストチームとセカンドチームの中間的な1.5軍で、メンバーを比較すれば、"2軍"の日本には、はじめから勝ち目の薄そうな試合だった。実は特段、大騒ぎする必要のない順当負けなのである。
問題は結果ではない。こうした設定で戦った森保一監督の考え方であり、強化策だ。支離滅裂。ひと言で言えばそうなる。
メキシコ戦から先発メンバー全員を入れ替えてアメリカ戦に臨んだ photo by Kazuhito Yamada/Kaz Photographyこの記事に関連する写真を見る このアメリカ戦後の会見で、「なぜ経験の浅い、若手を中心としたメンバーで臨んだのか」という地元アメリカ人記者の質問に、森保監督は「ワールドカップで世界の強豪と戦おうとしたら2チーム分、3チーム分必要だ」と答えた。以前にも幾度か森保監督は同様のコメントをしている。
著者プロフィール
杉山茂樹 (すぎやましげき)
スポーツライター。静岡県出身。得意分野はサッカーでW杯取材は2022年カタール大会で11回連続。五輪も夏冬併せ9度取材。著書に『ドーハ以後』(文藝春秋)、『4-2-3-1』『バルサ対マンU』(光文社)、『3-4-3』(集英社)、『日本サッカー偏差値52』(じっぴコンパクト新書)、『「負け」に向き合う勇気』(星海社新書)、『監督図鑑』(廣済堂出版)、『36.4%のゴールはサイドから生まれる』(実業之日本社)など多数。







