久保建英、古巣レアル・マドリード戦は試練の場に 今季0勝レアル・ソシエダの現状は?
ラ・リーガ第3節、レアル・ソシエダ(以下ラ・レアル)は敵地でオビエドに0-1で敗れ、開幕以来3試合、勝ち星がない。24年ぶりに1部昇格のオビエドに黒星を喫したため、どうにか引き分けてきた2試合もネガティブに捉えられている。結果だけを見れば、心配な状況だ。
代表ウィークでひと休みとなったが、ラ・レアルの現状とは?
日本代表ではメキシコ戦に先発、後半24分までプレーした久保建英 photo by Sano Mikiこの記事に関連する写真を見る 開幕以来、ラ・レアルを双肩に担う久保建英のプレーは決して悪くはない。
開幕のバレンシア戦で同点弾を叩き込み、エスパニョール戦では2点ビハインドから追いつく攻撃をけん引。オビエド戦も何度となくチャンスを作った。マルティン・スビメンディの後継者、ジョン・ゴロチャテギとのコンビは潤滑で、彼がつけたボールを自らゴールへ持ち込み、際どいシュートを放ち、ミケル・オヤルサバルなどとの連係でも技量の高さを見せた。
「(オビエド戦で)日本人(久保)はグレーな出来の試合だったが、挑むことはやめなかった。結果にはつながらなかったが、35分にはディフェンスをかわし、ゴールまで攻め寄せ、シュートを放っている。すばらしいプレーで、"たったひとりで世界を相手にする"という気概を感じさせた。後半も攻撃を引っ張るもネットを揺らせず、65分に下がったのは驚きだった」
スペイン大手スポーツ紙『アス』は久保についてこう記しているが、敬意がこめられているのがわかるだろう。ただ、星の評価はゼロ(0~3の4段階評価)で厳しかった。それは久保をエースと見込んでいるからで、苦しい展開での活躍が義務づけられているのだ。
一方で、久保を巡る「移籍記事」の狂騒曲はようやく終わった。9月1日の移籍期限を迎えたからだが、いくつ移籍先候補の名前が挙がっただろうか?
プレミアリーグがリバプール、アーセナル、マンチェスター・シティ、アストン・ビラ、チェルシー、エバートン、ウェストハム、ニューカッスル、ボーンマス、ウルバーハンプトン、ラ・リーガがレアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ・マドリード、セリエAがミラン、リーグアンがパリ・サンジェルマン、さらにはサウジアラビアのクラブなど、枚挙にいとまがない。
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著者プロフィール

小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。






















