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欧州サッカービッグクラブの新シーズンの陣容を分析 チャンピオンズリーグ制覇へ近いのはどのチームか (2ページ目)

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi

バルセロナ

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FW:フェラン・トーレス(ロベルト・レバンドフスキ)、ラフィーニャ(マーカス・ラッシュフォード)、ラミン・ヤマル 
MF:ダニ・オルモ(フェルミン・ロペス)、ペドリ(マルク・カサド)、フレンキー・デ・ヨング(ガビ) 
DF:アレックス・バルデ(ジョフレ・トレンツ)、パウ・クバルシ(アンドレアス・クリステンセン)、ロナルド・アラウホ(ジェラール・マルティン)、エリック・ガルシア(ジュール・クンデ) 
GK:ジョアン・ガルシア(ヴォイチェフ・シュチェスニー)

 就任1年目にラ・リーガとコパ・デル・レイの2冠を果たしたハンジ・フリック監督は、熟成路線で自身2度目の欧州制覇を目指す。

 財政面に問題を抱えていることもあり、それなりの移籍金を支払って獲得したのは、GKジョアン・ガルシアのみ(推定移籍金2500万ユーロ/約43億円)。昨シーズンに飛躍的に成長し、ラ・リーガのベスト11にも選出された24歳の新守護神は、衰えの隠せないヴォイチェフ・シュチェスニーより数段、クオリティーに優れる。

 また即戦力としては、マンチェスター・ユナイテッドの下部組織からファーストチームに上がりながら、近年はチームの不調に足並みを揃えるように不振が続いていたマーカス・ラッシュフォードをローンで獲得している。

 いずれにせよ、今季もチームの不沈の鍵を握るのは、ウイングのラミン・ヤマルとCBパウ・クバルシの18歳の生え抜きコンビの出来や、ロベルト・レバンドフスキやペドリのコンディションとなるか。

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