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【プレミアリーグ】アーセナル伝説の「無敗チーム」を上回る完成度 穴のない補強で22年ぶりの優勝に再接近 (4ページ目)

  • 粕谷秀樹●取材・文 text by Kasuya Hideki

【5年前は解任の危機にも直面】

 開幕からマンチェスター・U、リーズ、リバプール、ノッティンガム・フォレスト、マンチェスター・C、ニューカッスルと、シーズン序盤は厄介な相手が続く。それでも今シーズンのアーセナルなら、ポイントを大幅にはロスしないだろう。

 むしろ現在の実力を試す、またとないチャンスだ。強豪、曲者を次々に破り、一気に首位の座を突っ走ったとしても不思議ではない。

 アルテタ体制の発足以降、紆余曲折はあった。8位に沈んだ2020-21シーズンは、解任の危機にも直面した。しかし、直近3シーンは終盤まで優勝争いに加わっている。実力の証といっていい。

「今シーズンの俺たちは、新たな高みに到達できる」

  ガブリエウ・マガリャンイスの発言にも、確かな自信が感じられる。機は熟した──。

著者プロフィール

  • 粕谷秀樹

    粕谷秀樹 (かすや・ひでき)

    1958年、東京・下北沢生まれ。出版社勤務を経て、2001年、フリーランスに転身。プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、海外サッカー情報番組のコメンテイターを務めるとともに、コラム、エッセイも執筆。著書に『プレミアリーグ観戦レシピ』(東邦出版)、責任編集では「サッカーのある街」(ベースボールマガジン社)など多数。

【フォーメーション】アーセナル「2024-25シーズン」基本布陣

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