サッカー日本代表と欧州の強豪を比較検証 イタリアに大勝した急成長ノルウェーに太刀打ちできるのか (3ページ目)
ノルウェー代表を率いるのは、デンマークのコペンハーゲンを率い、あらゆるタイトルを勝ち取った戦術家ストーレ・ソルバッケンである。2010-11シーズンには同国クラブ史上初のCLベスト16に導いた。イタリアの3バックを易々と篭絡したように、森保ジャパンのズレや弱点も見抜くはずだ。
森保ジャパンは「史上最強」の布陣と言える。各ポジションに人材が揃った。しかし、ハーランドのようなビッグクラブの主力はひとりもいない。ドイツに勝っても不思議はないが、ノルウェーに負けても驚きはないだろう。戦況次第でどうにでも転ぶ。実力はFIFAランキング10位のドイツから38位のノルウェーという広い幅の間のどこかにある。
森保ジャパンが本来、目指すべきはベスト8だが、それも簡単なことではない。カタールワールドカップではドイツやスペインに勝利したが、それは試合のひとつにすぎない。優勝にたどり着くには、紙一重の試練をいくつも乗り越えなければならず、だからこそ優勝国は8カ国に限られているのだ。
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著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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