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ブンデスリーガの日本人がすごかった! 「キャリアハイのシーズン」「走行距離ナンバーワン」の活躍だった選手たち (4ページ目)

  • 林遼平●取材・文 text by Hayashi Ryohei

 佐野の貢献度はシーズンを通した数字にもよく表れている。ブンデスリーガの公式サイトによれば、総走行距離で393.7kmを記録。これはバイエルンのヨシュア・キミッヒが記録した390.4kmを抑えて1位に輝いている。また、デュエル勝利数で369回、インテンシブラン数(高強度のスプリント・ランニング)で2700回を記録。どちらもリーグ4位となっており、数字を見てもいかに佐野が際立ったパフォーマンスを披露していたかがわかるだろう。

 現地メディア『ビルト』も最終節が終わった後、佐野に対して「無数のボールを奪い、すべての競り合いに体を張って挑み、さらに攻撃面でも輝きを見せる。この調子なら、ビッグクラブからの注目が集まる日も近いだろう」とコメント。欧州カップの出場権を手にしたこともあり1年でクラブを去る可能性は低いが、他クラブから高い関心を得ているのは間違いない。今後、マインツや日本代表の舞台で活躍する姿をもっと見せられれば、ステップアップする日はそう遠くないはずだ。

後編「来季はステップアップ移籍? 板倉滉&町野修斗の活躍ぶり」につづく>>

著者プロフィール

  • 林遼平

    林遼平 (はやし・りょうへい)

    1987年生まれ。埼玉県出身。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることに。帰国後、サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ担当を歴任。現在はフリーランスとして各社スポーツ媒体などに寄稿している。2023年5月からドイツ生活を開始。

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