ヨーロッパチャンピオンズリーグが大変革 組み合わせ決定で日本人選手13人にチャンス (5ページ目)
その荻原を含め、新しくなった今季のCLに、日本人選手は現状、13人出場する可能性がある。伊藤洋輝(バイエルン)、遠藤航(リバプール)、冨安健洋(アーセナル)、守田英正(スポルティング)、上田綺世(フェイエノールト)、川村拓夢(ザルツブルク)、南野拓実(モナコ)、古橋亨梧、旗手怜央、前田大然、岩田智輝(セルティック)、チェイス・アンリ(シュツットガルト)である。ケガをしている選手もいるので、実際にピッチにどれほど立てるかは定かではないが、これは昨季の8人を上回る数字だ。
本大会出場チームが32から36に増えたことを踏まえれば、微増と捉えるべきである。ケガ人に加え、右肩上がりの状態にある選手もけっして多くない。安心して見ていられるのは旗手、南野、守田、前田の4人ぐらいだろうか。
より華々しくなったCLの舞台でどれほど活躍できるか。W杯アジア最終予選を戦う日本代表の戦い同様、厳しい目を傾けていきたい。
著者プロフィール
杉山茂樹 (すぎやましげき)
スポーツライター。静岡県出身。得意分野はサッカーでW杯取材は2022年カタール大会で11回連続。五輪も夏冬併せ9度取材。著書に『ドーハ以後』(文藝春秋)、『4-2-3-1』『バルサ対マンU』(光文社)、『3-4-3』(集英社)、『日本サッカー偏差値52』(じっぴコンパクト新書)、『「負け」に向き合う勇気』(星海社新書)、『監督図鑑』(廣済堂出版)、『36.4%のゴールはサイドから生まれる』(実業之日本社)など多数。
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