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ユーロ史上最年長、ペペが41歳になっても最前線で戦える理由「神様に導かれたんじゃないか...」 (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki

 インタビュー当時、憧れだったフェルナンド・イエロから授かったディフェンスの心得を暗唱していた。

「ディフェンスは常に注意を払い、裏のスペースを意識しなさい。重要なのは、チームメイトたちに絶えず声をかけること。選手たちがどこにポジションを取り、何をすべきか、それを明確にし、リーダーシップを取らなければならない。ピッチの中だけじゃなく、ピッチの外でも積極的に話し合うように......」

 41歳になったペペは、今もその教えを忠実に守るようなプレーを見せる。

 7月1日(日本時間2日4時~)、ポルトガルはベスト8をかけ、スロベニアと対戦だ。

著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

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