ミランはインテルを逆転できるか CL準決勝第2戦のカギは第1戦を負傷欠場したポルトガル代表が握る (3ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki
  • photo by Reuters/AFLO

 第2戦でミランが先制する可能性はどれほどあるか。カギを握るのは先週末のラツィオ戦で負傷し、このインテル戦の招集メンバーから外れたラファエル・レオンだ。188センチの長身左ウイングが、スタメンを張ることができるか否か。それこそが、試合がもつれるかどうかのカギになる。

 今季、セリエAで奪った得点は12。ラファエル・レオンは得点ランキングで6位につけるチーム一の点取り屋だ。左ウイングでありながら、兼ストライカーとしてチームを牽引。欧州市場で今季、最も値を上げた選手と言われるポルトガル代表の23歳は、来週の火曜日、ジュゼッペ・メアッツァのピッチに立つことができるか。回復を祈りたい。

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著者プロフィール

  • 杉山茂樹

    杉山茂樹 (すぎやましげき)

    スポーツライター。静岡県出身。得意分野はサッカーでW杯取材は2022年カタール大会で11回連続。五輪も夏冬併せ9度取材。著書に『ドーハ以後』(文藝春秋)、『4-2-3-1』『バルサ対マンU』(光文社)、『3-4-3』(集英社)、『日本サッカー偏差値52』(じっぴコンパクト新書)、『「負け」に向き合う勇気』(星海社新書)、『監督図鑑』(廣済堂出版)、『36.4%のゴールはサイドから生まれる』(実業之日本社)など多数。

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