パリ・サンジェルマンの激動の歴史。かつては降格争い、借金まみれ、スポンサーもさじを投げた (4ページ目)
わずか数年で驚異のV字回復
もちろん、チーム成績も大きく変わった。新会長に就任したカタール人のナーセル・アル=ヘライフィーの時代が始まると、昨シーズンまでにリーグ優勝8回、フランスカップ優勝6回を経験。悲願のチャンピオンズリーグ制覇は叶っていないが、国内リーグの優勝回数は、ついに名門サンテティエンヌの10回に並んで国内最多を誇るに至った。
こうしてPSGの歴史を紐解くと、資金力の浮き沈みの激しさが浮き彫りになる。その意味で言えば、カタール資本化以降の現在は黄金期の真っ只中。新銀河系軍団として来日する今回は、歴史的に見てもPSGの最盛期にあたるため、絶対に見逃せないチームと言えるだろう。
>>第2回につづく>>
【フォーメーション】豪華な4−3−3で構成された2021-22シーズンのパリ・サンジェルマン
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