香川真司、カタールW杯への想い。「ここからの半年が一番重要。必ずサッカーの神様は見てくれているはず」 (2ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by Sponichi/AFLO

 それと、ベルギーはドイツやオランダにも近いし、パリやロンドンといった街にも行きやすいので、そこは魅力のひとつだと感じます」

---- 監督もドイツ出身のベルント・ホラーバッハなので、コミュニケーションをとりやすいのではないですか?

「もともと僕のことをよく知ってくれている方ですし、信頼もしてくれているので、すごくやりやすさを感じますね。なので、来シーズンはもっと監督とコミュニケーションをとりながら、チームを高めていきたいと思っています。

 ただ、もともと彼は(フェリックス)マガトと一緒に仕事をしていた人なので、練習がめちゃくちゃハードなんです。そこは、ちょっと怖い部分でもありますけどね(笑)」

---- その分、コンディションが上がるのが早かった、ということはありましたか?

「そうですね、悔しいですけど(笑)。たしかにあれだけ練習量が増えると、コンディションも上がってくれるので。

 ただ、気をつけなければいけないのは、メンタルも含めて自分でしっかりコントロールしておかないと、どこかでケガにつながる原因にもなりますからね。それは常に頭に入れています。プレシーズンで最低限のハードな練習を積んでおくことはスタートダッシュのためには欠かせないので、そこは覚悟しています」

---- 今年の3月で33歳になりました。最近のサッカー界ではまだ若い部類に入ると思いますが、コンディション作りの部分で20代の頃と何か変えたことはありますか?

「いや、特にないですよ。身体の衰えもまったく感じませんし、まだまだ向上できると感じています。なので、年齢に対する悲観的なものも何もないですね。いいリズムで、いい環境下でサッカーに集中できれば、自ずといいコンディションが作れると思います」

---- さて、今年はW杯イヤーです。当然、いろいろ期待している人が周りにも多いと思いますが、ご自身のなかでは、W杯という意識はどれくらいありますか?

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