レアル、バルサなど引く手あまた。「南米最後の名将」は元ファンタジスタ (3ページ目)
執拗なほどの探究心は、名将の萌芽と言えるか。
その気配を感じたのは、南米を代表するファンタジスタだったエンツォ・フランチェスコリだった。自身は監督への就任要請を固辞し続けたが、OBとしてリーベルのGMを引き受け、2014年6月、ラモン・ディアスの後釜としてガジャルドに白羽の矢を立てた。かつてのファンタジスタは、ファンタジーを作り出せる監督の資質を見抜いていたのだ。
それ以来、ガジャルドは今もリーベルで指揮を取る。欧州での戦いを挑む時は来るのか。契約は2021年12月末までだ。
(つづく)
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