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欧州サッカーは驚きの高額放映権料。
リーグ再開へプレッシャーの裏事情 (6ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO


 前回の契約では、たとえば最終年にあたる2016−2017シーズンの年間総額が7億9400万ユーロ(約922億円)だったので、約181%増という驚異的な伸びを記録したことになる。リーグ戦が打ち切りになれば「複数クラブの経営破綻が濃厚」と報じられていたブンデスリーガだけに、たとえ無観客試合でもシーズンを完了させる意味は大きい。

 対照的に、早い段階でシーズンの打ち切りを決めたフランスのリーグ・アンは、そのほかの4リーグとは事情が異なっている。

 現在カナル・プリュスとBeINスポーツがライブ放送する国内分を4年総額29億5200万ユーロ(3426億円)、2年前まで国内パッケージに含まれていた国外分については新たに2018−2019シーズンから6年総額4億8000万ユーロ(約557億円)で契約。これにより、2019−2020シーズンの年間総額は昨シーズンと同様の8億1800万ユーロ(約949億円)だった。

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