南野拓実、壁に直面。リバプールで
飛躍を遂げた「先輩たち」に続きたい (2ページ目)
リバプールに移籍する前、マネはサウサンプトンに在籍し、英国南部の港町で2014年から2シーズンを過ごした。
ちょうどこの頃、筆者は吉田麻也の取材でサウサンプトンの試合を追いかけることが多く、レギュラーとして活躍していたマネのプレーを間近で見ることができた。その頃に比べると、今のマネは選手として、ひと回りもふたり回りも成長している印象だ。
サウサンプトン時代のマネは、まだまだ荒削りで、好不調の波も大きかった。当時、プレミアリーグ公式サイトで分析記事を担当するエイドリアン・クラーク氏と、マネについて意見交換したことがあった。2015年当時、同氏は次のように話していた。
「アフリカ人選手特有のしなやかな身のこなしと、伸びのあるスプリントが持ち味だが、パフォーマンスに波がある。ポテンシャルは大きいが、シュートとクロスボールの精度をもう少し高めないと、ビッグクラブではプレーできないだろう。ただ、繰り返すが、ポテンシャルは相当大きい」
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