2020.03.11

アトレティコにエース復帰。
リバプール戦は「点を取って勝ちにいく」

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Reuters/AFLO

「我々は戦う準備ができている。それはすでにファーストレグでも証明した。セカンドレグも正面からぶつかり合うだけだ」

 アトレティコ・マドリードのブラジル代表DFフェリペは言う。

 3月11日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第2戦、アトレティコは敵地アンフィールドで欧州王者リバプールと激突する。第1戦は本拠地で1-0と先勝。引き分け以上、もしくは負けてもアウェーゴール次第で勝ち上がりが決まる状況だ。

 ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコは、リバプールを打倒できるのか?

ケガから復帰し、セビージャ戦でゴールを決めたジョアン・フェリックス(アトレティコ・マドリード) アトレティコを指揮して9年目のシメオネは強固な戦闘集団を作り上げてきた。DF、MF、FWと各ラインが密接に連係し、スペースを与えない。ひとりひとりのボールに対する寄せはすさまじく、攻守の切り替えで凌駕する。局地戦での勝利を大局につなげてきた。

 その堅牢さは、ほとんど伝統になっている。守備芸術とでも言えるだろうか。今シーズン加わったフェリペは"土壌"に触発されるように、世界屈指のディフェンスを見せる。そして最後の番人として立ちはだかるスロベニア代表GKヤン・オブラクは、まさに鉄壁だ。