南野拓実がリバプールにフィットしてきた。「毎日必死です」 (5ページ目)
また、攻撃と守備が切り替わった瞬間の守備、つまりファーストディフェンダーとして、相手のカウンターを止めるところ。そういうセオリー的なプレーをやりつつというか。
今日の試合も、その点でよかった部分があったと思うし、改善しなくてはいけない部分もあったと思う。やっていて楽しいというか、こういうレベルでプレーできるのはうれしいです」
そんな南野への質疑応答のなかで、彼の「今」が見えた瞬間があった。「移籍してからのこの2カ月で、楽しいと思ったりするか」。そんな質問が飛ぶと、しばらく南野は考え込んだ。
プレミアリーグとチャンピオンズリーグの2冠を狙うチームのなかで、喜びと充実感を噛み締めながらボールを追いかけている。そんな姿もちょっと想像できたが、実際は大きく違った。南野は、次のように言葉を返した。
「やっぱり(リバプールのチームメイトたちは)ライバルですから。試合に出ていないのに、楽しくサッカーできるわけがない。毎日必死に練習しています」
5 / 6