わずか32歳で名監督。ライプツィヒ・
ナーゲルスマンの卓越した戦術論 (5ページ目)
さらに、自分たちの対戦相手は、深く引いて守備を固めてくる。自分たちの選手を中央に置くことで、対戦相手は中に選手を集め、ゴール前に密集する必要がある。そうすると、必然的に大外の両サイドが使えるようになる。このスペースから最後のフィニッシュワークを仕上げられるようになる」(ライプツィヒのファンコミュニティサイト『RB-Fans.de』)
王者バイエルンには、ドイツ代表の14年ブラジルW杯優勝にも貢献したハンジ・フリック監督がいる。彼はマンチェスター・シティで研修を積むなど、グアルディオラのサッカーのエッセンスを追い求めるひとりだ。
2月9日に行なわれるバイエルンとライプツィヒの頂上対決は、今後数年のブンデスリーガおよびドイツサッカーの行方を占う一戦になる可能性を秘めている。ライプツィヒホームでの第1戦は、守備的な布陣でスタートし、1-1という結果をもぎ取った。首位奪還のために勝つしかないライプツィヒ。そしてナーゲルスマンはどう出るかに注目だ。
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