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スペイン代表とドイツ代表がうまくいっていない要因を探ってみた (7ページ目)

  • photo by JMPA

倉敷 不愛想な性格が、メディアとの関係構築の障害になったりはしませんか?

小澤 それが、今回代表監督に就任して、バルセロナ時代には握手もしなかった記者がルイス・エンリケ新監督にインタビューしに行った時、今回は笑顔でルイス・エンリケの方から握手しにいっていたんです。

 その記者がスペインのメディアで出ていて、「ルイス・エンリケは、以前とはこんなに違う対応をできていた。彼もプロじゃないか」と、評価をしていました。

倉敷 では、そこは心配する必要はないですね。

小澤 バルセロナとは違って、スペイン全土の期待を背負う代表監督ですから、そこはルイス・エンリケ監督もバルセロナの時のようなぶっきらぼうなメディア対応は、スタートのところではしていないですね。

倉敷 小林君、スペイン代表もドイツ代表もやり直しをするという点では、コンフェデレーションズカップに代わる新しい大会も始まりますね。

小林 そうですね。ヨーロッパ・ネイションズリーグという新しい大会が9月からスタートしますが、両チームにとっては重要な大会になると思います。それと、個人的にも両国ともそれほど悲観するようなことではないと思うので、これを機にリスタートを切ってもらって、また強い両国を見たいですね。

倉敷 大きな国が負けた後、その反発力という部分が楽しみになりますね。

中山 とくにドイツですね。ドイツは常に勝つ。なぜかといったら、負けた時に自己批判ができる。これが、最も世界で優れている国だと思います。ですから、負けた後の方がむしろ楽しみになります。

倉敷 小澤さん、スペインは自己批判についてはどうなんですかね?

小澤 スペインは、その瞬間は自己批判をしますけど、次の日からはもう...(笑)。協会としての自己反省みたいなものはあまりないですね。

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