バルサは変貌し、レアルはFW探し。
スペイン2強今季の補強は? (2ページ目)
まるで方針を一変したかのようなバルセロナだが、こうした補強は別に新しい話ではない。ジョアン・ガスパール会長時代、オランダ人監督ルイス・ファン・ハールのもとで、チームはオランダ人だらけだった。過去にはバルセロナも外国人選手を重用していた時代はあったのだ。
とにかく4年ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)優勝を目指すチームは、レアル・マドリードと同等、もしくはそれ以上の金額を使用してチーム強化を図った。デンベレ、マルコム、コウチーニョをどのように起用していくのかも注目される。
一方のレアル・マドリード。監督ジネディーヌ・ジダンとエースのロナウドが去り、元スペイン代表監督であるフレン・ロペテギは、CL3連覇を達成したチームを再構築しなければいけない。なかでも年間50得点を決めていたロナウドの後継者探しが一番のポイントになるだろう。
地元メディアはW杯期間中からネイマール(パリ・サンジェルマン)、ロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)、ハリー・ケイン(トッテナム)、エデン・アザール(チェルシー)などをリストアップしたと伝えていたが、ここまでの大型補強はチェルシーから獲得したGKティボー・クルトワのみ。手元に残している3億ユーロ(約390億円)は、来季のネイマール獲得のために貯めていると言われていた。
ところが、UEFAスーパーカップで、クルトワの古巣であるアトレティコ・マドリードに延長戦の末、2対4で敗れると、再びCF獲得の必要性が新聞の一面を飾るようになった。そこにはネイマール、マウロ・イカルディ(インテル)、ティモ・ヴェルナー(ライプツィヒ)、ロドリゴ(バレンシア)らの名前が上がっている。
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