2018.08.18

バルサは変貌し、レアルはFW探し。
スペイン2強今季の補強は?

  • 山本孔一●文 text by Yamamoto Koichi photo by Getty Images

 レアル・マドリードからクリスティアーノ・ロナウドが、バルセロナからアンドレス・イニエスタが退団。クラブだけでなく、リーグの顔となる選手を失ったリーガ・エスパニョーラの新シーズンが開幕した。

CL優勝を目指すバルセロナのリオネル・メッシ 今季も優勝候補としてあげられるのは変わらない。昨季王者のバルセロナ、2位のアトレティコ・マドリード、3位のレアル・マドリードは、戦力と豊富な資金力で抜け出た存在である。

 イニエスタが退団したバルセロナ。ジョゼップ・グアルディオラ(現マンチェスター・シティ監督)が築きあげた、圧倒的な強さを誇るパスサッカーを知る選手は、いまやリオネル・メッシ、ジェラール・ピケら、わずかになった。すでにその独特なプレースタイルは影を潜め、エルネスト・バルベルデ監督のもと、前線のメッシやルイス・スアレスといった決定力の高い選手の個の力に頼るサッカーへと変貌している。

 また、これまでは下部組織重視のチームづくりをアイデンティティーとしてアピールしていたバルセロナだが、この点でも変化が見られる。昨季のウスマン・デンベレ、コウチーニョほどの大型補強というわけではないが、今季もブラジル人のアルトゥール(←グレミオ)、マルコム(←ボルドー)、チリ代表アルトゥーロ・ビダル(←バイエルン)など、南米勢を中心に攻撃的な選手を補強した。

「自分たちは、どこかのクラブのように大金を使って補強をすることはない」と、数年前にピケが話していたのが嘘のようだ。