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待ちきれない3人が、CLバイエルン対
レアルを開始前から語り尽くす (2ページ目)

  • photo by Getty Images

中山 まずホームのバイエルンは、ユップ・ハインケス監督が準々決勝の第2戦のようにアリエン・ロッベンとフランク・リベリーの"ロベリー"を両ウイングに使うのではないかと予想しています。この2人の突破力を有効活用することで、マドリーの両サイドバックを封じ込めることにもつながりますしね。

 ただし、この選択をして4-3-3を採用する場合、中盤の底はハビ・マルティネス、右は好調のトーマス・ミュラーを起用すると思うのですが、もうひとりを誰にするかが悩ましいところです。

 本来であればアルトゥーロ・ビダルなのですが、彼は手術を受けたために欠場が決定的。ハメス・ロドリゲスやティアゴ・アルカンタラでは守備面に不安があるし、コランタン・トリッソやセバスティアン・ルディにしても"帯に短し襷(たすき)に長し"という印象は否めません。

 そう考えると、ハインケスが久しぶりにミュラーをトップ下に置いた4-2-3-1を使う可能性も否定できないのではないでしょうか。

 逆に、マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、バイエルンのサイド攻撃を警戒して、マルコ・アセンシオとルーカス・バスケスを使った中盤フラットの4-4-2で臨むのではないかと思っています。

 やはりこの試合のポイントはサイドの攻防になると思うので、中盤をひし型にするとマルセロとダニエル・カルバハルが鎧(よろい)なしで戦わなければならなくなってしまいますから、それはバイエルン相手には危険過ぎます。

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