待ちきれない3人が、CLバイエルン対
レアルを開始前から語り尽くす (4ページ目)
中山 おっしゃる通り、マドリーはそのロングパス対策を考えなければいけません。とはいえ、クリスティアーノ・ロナウドに守備のタスクを与えるわけにもいきませんし、カリム・ベンゼマひとりでは限界があります。
かといってフンメルスとボアテングを自由にさせると、そこからロッベンやリベリーに正確なロングパスが入ってしまうので、対峙するマルセロとカルバハルが自分のポジションを留守にできなくなってしまいます。
何本かのパスを経由するならセルヒオ・ラモスも対応できると思うのですが、1本のロングパスの場合はカバーリングが間に合わないので、ジダンにとってはそこをどうするかが問題だと思います。当然、最終ラインからレヴァンドフスキにボールを入れることもあるので、本当に難しいですよね。
倉敷 アウトサイドでの攻防はイーブンか、ややバイエルン有利でしょうね。ならば、真ん中という選択肢はどうでしょう。マドリーには中央から攻めきることができる選手が揃っていると思いますし、バイエルンのアンカー、ハビ・マルティネスの両脇は狙い目になるのではないでしょうか。彼は前を向いていてこそ真価を発揮するタイプで、横や斜めから崩して突破さえしてしまえば追いかけられてもそう怖くはない。
小澤 イスコが出場する場合、ハビ・マルティネスとのマッチアップでは中央で優位性を持てると思います。ただ、アセンシオ、バスケスが起用されても彼らはマルティネスの両脇のスペースを取りにいくとは思います。
セビージャ戦でもバイエルンは右のパブロ・サラビアにかなりうまくそのスペースを取られ、そこを起点に攻め込まれていましたから。
中山 その点を考えた場合、やはりバイエルンの中盤の守備力という部分は、不安材料になりますね。さすがにハビ・マルティネスの前にハメスとミュラーを並べるのはリスキーですし、最終的にビダル不在が大きく響くという可能性は十分にありますね。
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