ハリル腹心の視察当日に電撃解任。
岡崎慎司、代表復帰はどうなるのか (2ページ目)
その岡崎を先発から外し、ウィンガーを本職とするディアバテを起用していては、苦戦は目に見えている。チームが機能しないことから、ピュエル監督は57分という早い時間帯に岡崎を投入したが、反撃態勢に入ったレスターは前傾姿勢が強すぎるあまり、最後まで陣形のバランスが悪かった。
実際、岡崎は次のように試合を振り返った。
「(ベンチから)見ていて自分のやっているポジションは難しいなと。特殊な動きを続けながらプレーしなきゃいけない位置なので。直近2試合は、自分のプレーがあまりよくなかったのは間違いないですけど、自分としては『やらなきゃいけない最低限のプレー』がわかっているので。
それがないと、この試合でも相手のボランチに使われて、サイドチェンジされて......というシーンが多かったじゃないですか。ああいうプレーも、自分がいればどうにかできたと思う。そういう意味で、自分がやってるプレーはレスターにとって大事だと感じました」
さて、この試合には、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の腹心であるコーチのジャッキー・ボヌベー氏が岡崎の視察に訪れていた。試合日は4月7日。つまり、日本サッカー協会の田嶋幸三会長がパリ市内のホテルでハリルホジッチ監督に解任を直接伝えた日である。同日、ボヌベー氏との契約も解除されたが、その日に同コーチが視察していた事実は今回の解任劇が急展開、かつ秘密裏に進んでいたことを物語っていると言えよう。
レスター対ニューカッスルの試合後、つまり、ハリルホジッチ監督の解任前の時点で、岡崎は次のように話していた。
「(ボヌベーコーチとは)そんなに話はしてないですけど、見に来てくれるのは自分のモチベーションにつながる。今、自分は『元日本代表』なんで(笑)。(実質的な)最後のワールドカップまで(レスターの公式戦が)あと6試合あるんで、自分としては同じスタンスでやっていくつもりです。
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